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2020/12/16スタッフブログ

弊社新車3台のボディを徹底比較!2021年新車のためにブラッシュアップしました。

弊社新車3台のボディを徹底比較!2021年新車のためにブラッシュアップしました。

今回は2020年に納車されました弊社ユニック車、セルフ車3台を、次の新車設計企画のためにボディ比較を先輩に解説して頂きました!

動画でみられたいかたはこちらからどうぞ↓↓↓↓

【ユニック車、セルフ車】3台新車ボディ比較!いすゞさん、日野さん、三菱ふそうさんのボディを設計比較しました。今回は2021年新車のために、三菱ふそうさん、日野さん、いすゞさんの荷台の作りを3台比較してブラッシュアップしました。普段は新人ドライバーのための研修動画を作成しています。是非ちゃんねる登録、グッドボタン宜しくお願いします。同時に、日本クレーン付セルフ車研究会の皆さまにも参考にしていただき、研究会のオフ会にて意見...リンクwww.youtube.com

 

 

上の写真ですが右から 

車メーカーがいすゞ、さん、日野さん、三菱ふそうさんになります。

クレーン付きセルフ車は基本、車メーカーさん、ボディメーカーさん、それとクレーンのメーカーさん(うちではユニックさん)

で1台を完成させるんですね。

例えば今回の場合は、いすゞさんが車体、ボディメーカーさんがにしき自動車さんになります。

日野さんはヨリテックさんがボディを設計製作し、三菱ふそうさんの場合は大阪YAHATAさんがボディを作成して

くださっています。

 

その3台のいいところ、悪いところを比較して次回の製作に生かしていこうということで今回の動画撮影に至りました。

 

写真は上から『いすゞ、にしき自動車製』 『日野、ヨリテック製』『三菱、YAHATA製』です。

ちなみに、車種は、いすゞさんは『フォワード』 日野さんは『レンジャー』三菱ふそうさんは『ファイター』となります。

3社ともかっこいい名前がついてますね!しかしながら違いがわかりませんので、先輩にどこがどう違うのか解説して

今回は、荷物を運ぶ荷台ボディについて解説して頂きます!

 

さて、ぱっと見ボディの違いに皆様気が付かれましたでしょうか?

はい。そうです。まず各ボディメーカーの設計によりあおりの形状が違います。

上の画像が日野、ヨリテック製ですが、ボディのあおりが出っ張っています。

続いてこちらは三菱YAHATA製ですが、こちらはあおりがフラットになっています。

さて、このフラットか、凹凸で出っ張りがあるあおり。どちらがどう違うのでしょうか?

 

答えは出っ張ってるほうが、その分だけわずかですが荷台幅が広いですね。

測ってみますと日野、ヨリテック製の幅が2300mm、三菱YAHATA製が2240㎜

 

はい。60㎜。結論6㎝だけ横幅が日野、ヨリテック製の設計のほうが大きく取れています。

たかだか6㎝ですが、先輩によると数センチでも稼ぎが違うとのこと。

数センチ横幅が足りないために運搬を断ることになったら機会損失になってしまいます。

 

逆に三菱、YAHATA製のほうは後方のタイヤなどの視野性の確保のために荷台幅をフラットに細く設計しているのではと先輩。

ただし、実際は6㎝幅が細くても後方のタイヤは見えないので、バックカメラで確認をしていますとのこと。ですので結果、視野性が同じであればたくさん荷物を運べる日野、ヨリテック製がドライバーとしてはありがたいそうです。

先輩曰く『この業界は運んでなんぼですから』とのこと。

 

写真はバックカメラです。ここと最後尾にもう1個カメラがついています。

 

続いて蝶番の違いについて説明したいと思います。

蝶番というのはあおりを支え、開閉できるようにする部品ですね。

これも各社違います。

 

まずは日野さんの蝶番。こちら先ほど説明したように、荷台幅を取るためにあおりに段差がありますので

段差に合わせたあおりになっています。

しかもピンを取り外しして、いざという時にあおりを外せるように製作して頂いています。

 

 

続きましてこちらが三菱、YAHATA製の蝶番になります。

こちらはご覧の通り、フラットに対応した蝶番になっており、ドライバーを使わない限りあおりは外せないようになっています。

 

そしてこちらがいすゞ、にしき自動車製となっております。

三者三様の蝶番となっておりますが、この蝶番、形というより、位置がとても重要になってくるんです。日野、ヨリテック製の蝶番は床フックを開けた時に当たってしまって、フックが取りにくくなってしまいます。ですが、三菱、YAHATA製、いすゞ、にしき自動車製は床フックにまったくあたらないのでその点が素晴らしいです。

写真は日野、ヨリテック製。しかし床フックを出した時に、蝶番と当たらない横位置にずらすとこの問題は解決できるとのこと。
次回は是非当たらない位置に作っていただきましょう!♪


あと細かいようですが床フックの長さも各社違います。上から一番短いのが三菱、YAHATA製。
そして長いのが、上から順番に日野、ヨリテック製、いすゞ、にしき自動車製となっています。



これも長い短いでメリット、デメリットがあるみたいです。
長いとまず、床フックが取りやすいですね!現場で時間に追われて作業することがあるケースがありますが、フックが取りやすいとストレスフリーです。短いのは床フックが取りにくいだけでなく、床フックを出して一気にあおりを戻した時に引っ掛かって戻りません。

ですがフックが長いとあおりを上げた時に、フックを出したままでも一気に戻すことができます。




なのでこれも是非、三菱ふそう、ヤハタさんには次回はフックを長くして頂きたいですね!♪
少しのことですが、その少しに拘ることでよりよいユニック車をブラッシュアップして製作してもらいたいと思っています。

後は前回の新車会議でも取り上げたんですが、床フックに、水除の穴が欲しいとドライバーさんからも意見が上がっていました。

先輩も今回同じ意見を言われていました。穴があるかないかで、水が溜まらないだけでなく、砂や土も簡単に落とせるので次回は

是非つけて頂きましょう♪

 

 

 

後は最後に積載容量の比較です。3台を比べてみました。同じユニッククレーンを乗せて頂き、セルフも付けた状態での積載容量です。

 

いすゞ、にしき自動車製

 

三菱、YAHATA製

 

日野、ヨリテック製

 

 

 

な、なんと日野、ヨリテックさんが100kgも積載容量が上です!

 

これがどんな違いになるかというと、

他2台は6900で、セメント1tを7個積んでいこうとすると100㎏の積載容量オーバーになってしまいます。しかし、日野さんの車体であれば

7t積んでもクリア!♪ この100kgの差は大きいです。企業としては少しでも多く運ぶことにより利益を確保したいのが本音なので、

7t台にのせてくださった日野さん、ヨリテックさんに感謝感謝です!

是非次回は、いすゞ、にしき自動車さん、三菱、YAHATAさんにも頑張って頂き、ユニックを載せた状態で最大積載容量7tを確保して

頂きたいところです♪

 

 

さて、手短にはなりましたが、3台をボディの面から比較して頂きました。先輩!本日も解説ありがとうございました!

最後に動画でみられたいかたはこちらのリンクからどうぞ。

https://youtu.be/9Jv1j4DyI3E

 

弊社HPはこちらになります↓↓↓↓