最近では、ユニック車(移動式クレーン車)での積み卸しの価格について、50Km以内の場合14,000円(作業費込み)で請負う運送会社が多いと聞きます。
この価格は本当に安いのか?本当は高いのか?
また、仮に安いのであればその運送会社が、これからもドライバーを確保して事業を伸ばしていけるのか?
検証してみようと思います。
親幸産業は、地元エリアを中心とした近距離輸送においては、運賃を格安価格で提供しています。
例えば、高所作業車を岡山市から倉敷市まで運搬するとします。
・運賃…9,000円
・待機料及び作業費…0円
(荷主様のヤードで天上クレーンで積み込みをした時間が20分であったため無料)
・ユニック作業費…3,000円
(現場でのユニック荷卸し作業が30分)
合計金額は12,000円となります。
具体例であげた運搬が4便あったとすると、図のように他の運送会社様より合計金額が8,000円安くなるのです。
運搬させていただく距離や作業時間が短ければさらに安くなりますし、長ければその分高くなります。距離や作業時間に応じて料金は変わってしまいますが、下記の図のように効率の良い運搬計画をすることでコストダウンは必ずできます。
荷主様が注文をするときは、ユニック作業費込みで安く価格設定している運送会社と、運賃及びユニック作業費(出来高により金額変動)で価格設定している運送会社と、両タイプの運送会社と取引ができる場合は、その都度安い金額で走ることができる運送会社を選べばいいと思います。
しかし、その場合はユニック作業費込みで安い価格設定している運送会社は、いつも採算の合わない運搬ばかりとなり、最終的には経営が成り立たなくなってしまいます。
ユニック作業は、熟練の技術が求められる難しい仕事です。そのため、平ボディトラックと比べても事故やトラブル、リスクが多いです。
ところが、平ボディトラックの方が積卸し作業に時間がかからないため、ユニック車より1日の運賃や売上が高いことがよくあります。
このような状況では、あえて難しく危険なユニック車のドライバーになろうとする若いドライバーは減っていきます。
ユニック車のドライバーの高齢化が進み、ドライバーが不足してきているのはこういったことが原因だと思います。
ユニック作業費込みで安く価格設定し、作業費がとれない運搬をしていては、ドライバーの待遇を良くすることは出来ないと思います。
若いユニック車のドライバーを増やし、技術力を向上させるためにもドライバーの待遇を改善していくことは必須です。
ユニック車の運賃及び作業費を安い価格のまま維持するためには、先にご紹介したとおり、効率の良い運搬計画をすることが大切です。
荷主様のヤードではフォークリフトや天上クレーン、現場ではラフタークレーンをできるだけ使用していただくことで作業にかかる時間が短くなり、作業費は安くできるのです。
そして、どうしても必要な場合にはユニック車を使っていただき、ユニック作業にかかった時間の分だけ費用をご負担いただくことで、より安い運賃で運搬していただけます。
この方法が、ユニック車を最も安くかつ安全に使うコストダウンのコツ・秘訣だと私は思います。
詳しくは営業がご説明をさせていただきます。
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