Vol.1【社長コラム:「志」】

親幸産業は、平成6年の創業以来、様々な環境変化を乗り越え成長し続けてきました。ここまでの発展を支えてくれた皆様に、心から感謝を申し上げます。

 

創業から今日まで、決して順風満帆な日々ばかりではありませんでした。しかし、どんな時も私は創りたい会社のあり方について深く思考し、次のような目標を掲げてきました。

 

『お客様よりお客様の利益を追求する』

『入社して良かったと思える会社を創る』

『社員を喜ばせ、お客様を喜ばせる』

『社員が、幸せな人生を実現できる会社にする』

 

私は社員の皆さんのひとりひとりに対して、この志の大切さを説いています。なぜなら、これらは社会全体に好循環をもたらす根源的な考えであると同時に、変わりゆく時代に流されないための重要な企業活動の精神的支柱であると考えるからです。

 

当然のことながら、会社の存続にとって不可欠なのは利益です。利益を生み出さない事業は会社として生き残ることはできません。しかし利益というものは、数字に現れる「金銭の報酬」だけではないと私は考えています。

 

私には忘れられない創業時のエピソードがあります。親幸産業で働き始めた社員さんが、奥さんと二人揃って「おかげさまで借金が返せました」と、わざわざ私のところにお礼を言いに来てくれたことです。それは彼の真面目な働きによるものですが、私はそれを自分事のようにしみじみうれしく、誇らしく思いました。利益重視一辺倒の経営では獲得できない格別の「喜び」、言い換えるとWin-Winの「感謝の報酬」を得た感動がありました。

 

人の「幸せ」に報いる行為は、他者からの共感や感謝を生み出します。人からいただく「ありがとう」の言葉、それは「明日も頑張ろう」という活力につながる原点です。お客様、取引先、家族や職場のメンバーといった多くの人々と関わりながら仕事をしている私たちもまた、周囲への感謝の気持ちを日々持ち続けていることと思います。そこに通じ合う温かい心は、ビジネスにおいても代えがたい価値であることは言うまでもありません。

 

親幸産業はこの理念をベースとし、「金銭の報酬」と「感謝の報酬」の喜びを両方実現できる会社でありたいと思っています。社員の皆さんが安心して生き生きと働く会社で、お客様に高い満足を得ていただける――これほど望ましいことはないと私は常に意識しています。

 

ところで、私はサービスにはそれをする人の心が反映されると信じています。この考えを実践する取り組みの一つが「笑顔・挨拶」文化です。

 

「率先して挨拶をしよう」などと聞くと、子どもの規則のようで気恥ずかしいと感じる人もいるかもしれません。私自身も若いころ挨拶文化のない会社に勤めていたことがありますので、その気持ちは少し分かります。しかし私は、「親幸産業のプロフェッショナルな風土」を培うものとしてこの文化をとても重要視しています。挨拶文化のない会社の殺伐とした雰囲気は相手に伝わりますし、何より真心をこめたサービスを社内外に表明する意味として、心地の良い笑顔や挨拶は付加価値の高いものであると確信しているからです。

 

おかげさまで、顧客や取引先から「親幸産業の社員さんの挨拶は明るさがあって気持ち良く、他社とは違う」というお声をいただき、オンリーワンの信用価値に繋がっています。オンリーワンの信用価値は、価格競争に立ち向かう強みとなるだけでなく、社会における存在意義を高める、私たちの素晴らしい未来の材料そのものであると言うことができます。

 

このように、現在施行している社内のさまざまな取り組みやルールには、どんなに些細に見えたとしても、それぞれ奥に重要なメッセージが込められています。

 

「なぜ、このようなルールがあるのだろう?」と心に疑問が湧いた時、「とにかくそうなっているから、そうなのだ」と思考停止するのではなく、一段の注意を持って考え、調べてみることが大切です。現場業務で適切な判断を下し、部下や後輩へ正しい指針を示すために有効なだけではなく、人生においても重要な成長の機会だと私は思います。

 

親幸産業は誠心誠意を持って、より良い未来のため事業を継続していきます。創業時からの理念を時代に合わせて再編集し、ひとりひとりの心の芯に届ける努力もまた、リーダーとしての私の重要なつとめだと考えています。

 

社員の皆さんと私の「視点共有」を展開する第一歩として、今後もこのブログを通してメッセージを発信していきたいと思います。どうぞ、よろしくお願いいたします。